レジスタンストレーニングとは?種類と効果を解説
ベンチプレス100kg、スクワット200kg…
このような目標を立ててトレーニングを頑張っている方が多いのではないでしょうか。
一方で、ジムに通い続けているにも関わらず伸び悩んでいる方も多いはずです。
記録を更新すべく、毎日のように高重量を引きまくっていたり、毎日同じ重量で同じ回数で追い込んでいたり…
実はそのやり方、効率が悪いトレーニングかもしれません。
確実に力をつけて確実にレベルアップするトレーニング理論があります。
です。
これは、
・過負荷の原理
・可逆性の原理
・特異性の原理
というものに基づいています。
トレーニングプログラムを5段階のフェーズに分け、確実にレベルアップを狙っていくものです。
その段階とは・・・
レベル1:神経筋促通
レベル2:筋持久力
レベル3:筋肥大
レベル4:筋力
レベル5:パワー
レベル1:神経筋促通のフェーズでは、
50%(1RM100kgの人なら50kg)の重量で
15〜25repを1〜2セット行います。
1セット中にかける時間は2〜3分です。
セット間の休憩は30秒を目安にします。
このフェーズでは、低重量高回数の反復を行うことで、脳から運動神経を通して実際に筋肉が動くまでの過程をスムーズにする「筋促通」を狙います。
リコーダーを何回も練習すると頭を使わなくても指が勝手に動いてくれるアレです。
これを「自律過程」と言います。
レベル2:筋持久力のフェーズでは、
60〜70%の重量で12〜20repを2〜3セット行います。
1セット中にかける時間は50〜80秒
セット間の休憩は30〜45秒を目安にします。
レベル3:筋肥大のフェーズでは
70〜80%の重量で8〜12repを3〜6セット行います。
1セットにかける時間は40〜70秒。
セット間の休憩は60〜90秒を目安にします。
筋肥大というのは文字通り筋肉を肥大化させるということです。
このフェーズの重量(%)は筋肥大に一番効果的と言われています。
よく「筋肉をつける」と言いますが、実際のところは束になっている筋肉中の「筋原繊維」というものが1本1本太くなって筋肥大するのです。
レベル4:筋力のフェーズでは
80〜90%の重量で4〜8repを2〜6セット行います。
1セットにかける時間は20〜40秒。
セット間の休憩は2〜4分。
レベル5:パワーのフェーズでは
85〜100%の重量で1〜5repを3〜5セット行います。
1セットにかける時間は1〜20秒。
セット間の休憩は2〜5分とります。
ここまでよく頑張ってきました。いよいよ自分の1rep MAXを測定する時です。
思う存分ぶち上げてください。
ちなみに、高重量を扱うときは潰れる可能性がありますので必ず補助者をつけてください。一人でジムに来ている場合はジムのスタッフにお願いしましょう。
※過去にベンチプレスを一人でやって潰れて死亡してしまうという事故も発生しています。
以上が「レジスタンストレーニング」の流れです。
大体一つのフェーズにかける期間は4週〜8週間が適当と言われています。
うまくいけば今より10kg、20kgの成長が期待できます。
ちなみにトレーニングを実施してから次のトレーニングまで48時間から72時間は空けるようにしましょう。
無理しすぎると怪我します。
僕は、1ヶ月半でスクワットが150kgから175kgへと25kgアップしました。
今年はベンチプレス130kg、スクワット、デッドリフト200kg達成を目指します。
ぜひお試しください。